染谷農園物語

①有機栽培へのきっかけ

染谷農園は元々農薬や化学肥料を使った一般的な農法(慣行農法)を実施していましたが、長男の発達障害が発覚したのをきっかけに、2013年より大自然農法(アートテン農法)の導入により畑のすべてを有機栽培へ切り替えました。

②発達障害って?

息子は軽度の知的障害を伴ったアスペルガー症候群でした。

 

保育園時代の息子は、自分ひとりの世界で遊び行動し、言葉の発達も2歳分程の遅れがあり片言しか話さず、相手の会話も理解できず、集団行動はできませんでした。

 

いよいよ小学校就学のとき、学校側の多大な協力のもと普通級へ入学したものの、息子は「なぜ自分だけが勉強を理解できないのか?」と苦しみ始め、学校から帰宅すると発狂してパニックを起こすようになったのです。

③運命の出会い

苦しみ続ける息子を何とかして救ってあげたい、そして親自身も救われたい、そんな思いの中、知的障害の改善指導をしているエジソンアインシュタインスクール協会との運命的な出会い。

 

協会代表の鈴木昭平先生より、農業やっているのなら大自然農法という素晴らしい農法がある。協会の指導法と併せて食生活の改善もすればお子さんに素晴らしい効果が期待できるだろう。

そんなお言葉を頂いたのでした。

④生活すべての大改革へ

2013年、息子の発達障害改善へ向け、食生活の大・大・大改善を開始!

 

それまで何の疑問も持たずに食べていた安価な野菜・肉・添加物だらけの加工品・乳製品・小麦製品・化学調味料など、これらの食べ物を徹底的に除去し、お金をかける部分を物質から食べ物に変換。

 

それと同時進行で、畑にはアートテン農法を導入し、こちらも農薬使用を一切止め化学肥料もすべて排除、家族みんなが笑顔で過ごせることを願い、生活すべての大改革を決行したのです。

⑤本当の野菜って?

初めて食べたアートテン野菜は衝撃的なものでした。

あまりの美味しさに幸せな気持ちになり自然と笑顔になったのです。

すると世の子供たちの野菜嫌いなのは、農薬や化学肥料を使わずに自然の力で育った野菜の本当の美味しさを知らないからなのだろうと気づいたのです。

⑥命につながる野菜へ!

美味しいから食べ続けたい

食べ続けたら健康になってきた

元気がでたら何だか毎日楽しくなってきた

気がついてみたら心も体も元気で幸せ!

 

そんな命につながる野菜を提供するため日々奮闘中の染谷農園です。


               「笑顔のさと」染谷農園 代表 染谷 智

 


①田舎暮らしへの憧れ

畑も田もない街で育った私は、子供の頃から自分の結婚生活に田舎暮らしの夢を持った女の子でした。

 

まったくの偶然に農家へ嫁ぐこととなり、農業のことなど何も知らない私にとって、農家での田舎暮らしは楽しいことばかり。

農薬を使うことにも何の疑問も持っていませんでした。

②夫の体に異変

あるとき夫から「農薬散布のあとは尿の色が異常なんだ」と聞かされました。

農薬散布をするときは、頭から足まですべてカッパで覆い、目にはゴーグル、鼻と口にはガスマスクまで。

真夏でも同じ装いをするのですから、地獄の暑さです。

それでも農薬は体内に侵入していたようでした。

 

農薬をたくさん使っていた人ほど、長生きしないし、おかしな病気になった人を何人も知っている、と義父から聞いていたので、家族の未来に不安を感じ始めていました。

③農薬を使う農家さんがいけないの?

農薬を喜んで使っている農家さんがどこにおられるでしょうか?

農薬を使わず虫食いだらけの野菜でも、消費者が皆買ってくれるのなら、誰でも農薬は使わないことでしょう。

 

薬によって見た目は美しく立派な野菜と、自然栽培などの虫食いだらけで貧相な野菜が並んでいたとしたら、どちらを選びますか?

農薬の怖さを知っている私でさえ、それを目の前にしたら、どちらを購入するか一瞬悩んでしまうかもしれません。

 

農薬使用を止めたくても生活のために変えられない農家さんがたくさんいるという、世の中の流れを知って頂きたいと思います。

④普通の母になりたかった

普通の母親って? 普通のこどもって? いったい何をもって普通というのか? 今の私ならそんなことを思いますが、

 

当時、息子の発達障害が発覚するまで理解のなかった私は、なぜ息子だけが他の子と同じようにできないのか?

なぜ私だけがこんなに手のかかる大変な育児をしなければいけないのか?

この子はどうしてこんなにこだわりが強くて私の言う通りにしてくれないの?

周りのママたちは子供同士を遊ばせてママたちと楽しそうに会話しているのに、息子はいつどこへ飛び出すか予測できずママ友さえ作れない、

 

周囲の親子が皆幸せそうに見えてたまらない、、、

羨ましいと思う気持ちが恨めしいと思ってしまうほど、当時の私は殻に閉じこもってしまったのです。

 

ですから、わが子を改善するよりも、親を改善する必要が早急にあるということをエジソンアインシュタインスクール協会との出会いによって気づかせて頂いたのでした。

 

⑤息子が改善した!

2013年、生活のすべてを大改革し、親の改善から息子の改善へ!

息子は驚くほどの改善をしたのです。

 

2016年現在、小学4年生の息子は全教科平均50~80点以上、100点をとることもあり、学校側から普通級で何の問題もない、と言われるようになりました。

ここまでの道のりは大変な苦労がありましたが、息子のおかげでたくさんのことを知り経験し、たくさんの出会いと助けを頂き、苦悩を乗り越え感動と感謝を経験することができました。

 

息子も私も農園も、生きている限りずっと発展途上。

しっかり前を向き、たくさんの経験をし、感謝を忘れず、成長し続けたいと思います。


「笑顔のさと」染谷農園  染谷 直美

店内イメージ

2014年11月撮影